以下の過去問を年を追ってご覧ください。この通訳案内士試験は本当に毎年傾向が異なるので、注意が必要です。それぞれの年で解説を加えています。参考にご覧ください。
【歴史】
2016年から大きく変更は無し。2016年よりも難易度はぐっと下がり、True Japan School受講生の平均点も極めて高かった。
【地理】
広域観光周遊ルート、世界遺産、日本遺産など通訳案内士試験を意識した出題が目についた。またミシェランのグリーンガイドの表紙を飾った新倉山浅間公園を出すなど、外国人観光客の動向をふまえた問題もあり。
【一般常識】
政治、経済、社会の一般的な常識問題がほとんど出題されなかった。また、ガイドラインでは「試験実施年度の前に発行された「観光白書」から出題されると明記してあったにも関わらず、最新版の平成29年度版の観光白書(8月20日時点では販売されていない)から数字が出題されていた。
【英語】
歴年解答が複数あることで有名だった長文の語句整序問題が姿を消した。全体的に内容は比較的ベーシック、ストレートになり観光目線に沿ったテーマが選ばれていた。
【歴史】
2015年に一度消えた日本地図の問題が復活した。(答えさせるのは3か所のみ。きわめて基本的な場所)全体的に見ても、一見難しそうに見える問題もきちんと読むとヒントがあり、答えやすいものが多い。
【地理】
難問奇問が多く、受験者を戸惑わせた2015年から少し落ち着いてきた感があった。ガイドラインには「地図を中心として」とあるが、地図は一枚も使われていなかった。広域観光周遊ルートに沿った出題が4つ出題された。
【一般常識】
細部に至るものが多く、旅行会社や行政の専門家にしか解けない問題が数多く出題された。第19問の足尾銅山の閉山年を解答する問題など、奇問と言って良いほど細かな知識を問う問題がほとんどであった。
【英語】
長文は英字新聞やガイドブックから出題されていたことが特徴的であった。内容も弘前城の曳屋、東京の坂道というトレンド性のある出題がされた。難易度も2015年度より低いとみられる。