こんばんは!True Japan School事務局スタッフの長谷川です。先日のブログに引き続き2次試験の勉強で必ず押さえておきたい対策のコツをご紹介します。
前回のブログをまだ読んでいない方はこちらからお読みください。
GW前の4月27日、春から行われる2次試験対策の無料体験会が開催されました。この春は5月を皮切りに4つの講座・演習が展開されるのですが、本日はその4つのハイライト版をまとめて体験できるということで、30名を超える受験生の方がいらっしゃいました。
私もスタッフとして4つの講座を見学しましたが、「なるほど!」と思わずうなずいてしまうノウハウがそこら中に散りばめられていました。今回以降のブログでは、体験会で私が気づいた「2次試験対策のコツ」を数回に分けながら、各問題ごとに皆さんと共有したいと思います。今回はプレゼンの対策のコツをご紹介。絶対役に立ちますので、ぜひ最後までご覧ください!
2. 日本文化のインプット
- 日本文化の知識を学ぶときには「想像力」と「連想力」が大切。
- お客さんの為になる知識を優先的に覚える!学術的な知識はほぼ不要。
今日のインプット座学の体験で、講師の山口先生が説明していたことがとても印象に残りました。それは、「プレゼンの為の知識はお客様のご要望に応える視点で覚える」ということでした。
例えば、今日のテーマは「奈良」でしたが、お客さんの視点に立つか立たないかで以下のような差が生まれます。
何から覚える?まず歴史から覚えたほうがいい?
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文化にも触れておいたほうがいいかな…奈良と言えば何だろう?お寺もたくさんあるし、仏像もたくさんあるな…どれが一番重要なんだろう?
あまり使われない知識もインプットしてしまい、必要な知識を出しにくくなる
お寺を初めて見るお客様だったとしたら…東大寺は外せないな!へええ、世界最大の木造建築物なのか!
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夏のツアーだったとしたら暑そうだな…それでも奈良を楽しむとしたら何があるかな?調べてみよう!
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おっ!奈良は扇子と団扇が有名なのか!
試験官が聞いてて為になる知識を効率的に吸収することができる!
プレゼン問題では勿論のこと、通訳案内士試験の2次試験を対策する際には、インプットでもアウトプットでもお客様を意識することが欠かせません。ぜひ、この視点を忘れずに!
3. 実際のプレゼン練習
- 最初の3秒で固まるとその後は言葉が出てこない!当たり前のことでもいいから言ってみる。
- 最初は慣れるまでキーワードだけの英語でもOK。徐々にフレーズにしていく。
みなさんはご自宅などで実際にプレゼンの練習をする際にどのような方法で練習をしていますか?もしかしたら、丁寧に作った原稿を読み上げて、それを暗記する、という練習を繰り返していないでしょうか?
その対策も勿論一つの方法ですが、センテンスを丸暗記する対策法には危険性が潜みます。「ど忘れ」です。最初の3秒でかたまると、緊張が記憶をますます混乱させて、せっかく覚えた知識を引き出すことができなくなります。
さて、プレゼンにありがちな「ど忘れ」を防ぐには、どんな練習を積んでおけば良いのでしょうか?まずは足掛かりとして、以下のような練習をこまめにしていきましょう。
例)「着物」→traditional Japanese clothes
最初に何か一言でも言えると、その後は言ったことから自然と発展していき、話し続けることができます。
上記の着物の場合であれば、"traditional Japanese clothes"と最初に言えることで、「なんでtraditionalなんだっけ?」→「ceremonyでよく着られるからだ!」→「例えばどんなceremonyがあるかな?」→「coming-of-age ceremonyについて話そう!」というように、話しながら次話すことが見つかるかと思います。瞬間に出す一言はキーワードだけでも構いません。徐々にフレーズにしていきながら練習を繰り返すうちに自然とプレゼンができるようになりますよ!
4月27日に開催された2次対策体験会の「アウトプット演習」では、突然出されるお題に対しても反射的に英語で答えようという姿勢の方が多く、クラスも大いに盛り上がっていましたね。
5月7日からインプット座学が始まり、いよいよ4種類の2次対策が順次スタートします。定員に近づきつつあるクラスも出てきました。引き続き、皆さんのご参加お待ちしております!
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試験対策2カ月目 (木曜日, 09 5月 2019 17:35)
通訳案内士試験は1次試験もさることながら、2次試験に対しては全く対策に関する情報がないのが実情。こういう記事はありがたいです。